
男性が女性に金銭を渡して性行為を行なう「援助交際」。
一般的な感覚だったら、そもそも援助交際が犯罪じゃないの?って思われるでしょうが。
日本においては昭和31年5月24日法律第118号となった「売春防止法」で売春そのものが禁止されています(同性間でも犯罪です)。
しかし売春防止法において禁止されているにも関わらず「罰する規定が存在しない」のです。
じゃぁ罰せられないのか?と言いますと、そうではありません。
(売春防止法)第5条 売春をする目的で、次の各号の一に該当する行為をした者は、六月以下の懲役又は一万円以下の罰金に処する。一 公衆の目にふれるような方法で、人を売春の相手方となるように勧誘すること。二 売春の相手方となるように勧誘するため、道路その他公共の場所で、人の身辺に立ちふさがり、又はつきまとうこと。三 公衆の目にふれるような方法で客待ちをし、又は広告その他これに類似する方法により人を売春の相手方となるように誘引すること。
つまり、表立って「援助交際」の募集をする事は社会の風紀を乱すからNGって事になります。
それでも6ヶ月以下の懲役か、1万円以下の罰金って罰の軽さから逮捕された当人も反省するとは思えませんが(笑)
第六条 売春の周旋をした者は、二年以下の懲役又は五万円以下の罰金に処する。2 売春の周旋をする目的で、次の各号の一に該当する行為をした者の処罰も、前項と同様とする。一 人を売春の相手方となるように勧誘すること。二 売春の相手方となるように勧誘するため、道路その他公共の場所で、人の身辺に立ちふさがり、又はつきまとうこと。三 広告その他これに類似する方法により人を売春の相手方となるように誘引すること。
(引用先URL:http://www.houko.com/00/01/S31/118.HTM)
これは売春防止法(売春周旋罪)となります。
例えば、売春業(デリヘルとか、裏風俗)を営む人が個人の女性を装って出会い系で男性客(遊客)を募集する「援デリ」なんて言葉がありますが、不特定多数の者を勧誘する行為は(売春勧誘罪・売春周旋罪)で犯罪行為となります。
もっとわかりやすく言うと「管理売春」は犯罪だけど、個人でのやり取りについては罰する規定が無いために犯罪行為とならないのです。
日本でも管理売春以外はユルユルの状態で、嫌悪感を抱く人もいるかもしれませんんが。
世界に目を向けてみると売春行為が合法・解禁の流れになっているのです!!
アジア圏だったらお隣の台湾だったり、世界的ニューハーフの国として有名なタイは合法化されました(中華人民共和国でも合法化に向けて検討されています)。
ヨーロッパではなんと殆どの国が売春が合法となっています(ドイツ オランダ スイス ハンガリー ラトビア ギリシャ オーストリア トルコ)。
例えばスイスは18歳以上の売春は合法なんですが、路上売春を防止する為に「セックスドライブイン」を開業してして話題となりました。
ヨーロッパで売春が合法の理由は「規制してもなくならない為」なんだそうです笑(他には性病対策や性犯罪対策も含まれている)。
みんな大好き?アメリカは国家レベルでは禁止されていませんが、ネバダ州は禁止されているそうです。
他にはカナダやチリ、ブラジルは合法で、麻薬の国メキシコでは違法となっているけど規制してもなくならないから放置されて無毛地帯となっているそうです(滝汗)
近年、援助交際で良く使われているのは「出会い系サイト」です。
最近若者に人気のペアーズやOmiai、タップル誕生は恋人や結婚相手を募集するマッチングアプリで、仮にこれを使って援助交際の募集なんかしてしまうと、即「強制退会」箚せられて再登録は不可になってしまいます。
主に援助交際で用いられる出会い系サイトの種類は、掲示板機能がある出会い系サイトになります。
有名なのはJメールやハッピーメール等でしょうか。
これらの出会い系サイトは通常の恋人募集でももちろん利用可能ですが、アダルト掲示板には援助交際を匂わせる書き込みが散見されます。
当たり前ですが、援助交際を表立って募集する事はNGなので募集に関しては高度に開発された??「隠語」が用いられています(援助を円、¥、キリ、ワリ ホテル代別2万円ならホ別2と書かれる)。
サイト側も黙認している状態ですが、少し前には老舗の出会い系サイトでもあった「ハッピーメール」の社長や社員が逮捕されて出会い系業界に激震が走りました。
2015年11月30日、ハッピーメールの運営会社、株式会社アイベックの社長らが、サイトで売春のやり取りが行われていることを知りながら、書き込みを削除しなかったとして売春防止法違反のほう助の疑いで逮捕された、というのが事件のあらましです。
(引用先URL:the-zenith.net)
これはつまり、売春を交渉するメールのやり取りがサイト内で行われていることを知りながら、メールや掲示板への募集書き込みを削除していなかった事から逮捕されてしまったのです(後に不起訴になりました)。
しかしこんなのはネットに出会い系が登場した当時から行われていた事で「今更感」がハンパじゃありません。
そんな事を言いだしたら、他の似たサイトの社長も全て逮捕出来るはずです。
他のサイトでも伏せ字にして援交募集していますしね(笑)
じゃぁなぜにハピメが摘発されてしまったのか?って事ですが、まずは「業界最大手」だったって事です。
累計会員数は800万人を超えるとされており、警察的にも「見せしめになる」と思ったのでしょう。
更に運が悪かったのは、警察が別件で捜査を進めていた「売春クラブ」がハッピーメールを使っていた事です。
掲示板に売春クラブは書き込みをする訳ですが、ハッピーメール側は(援交を→※交)と伏せ字にしただけで削除をしなかった事も問題視されてしまいます。
そんな訳で、18歳未満と知ってか知らずか?働かせていた売春クラブとセットで売春防止法違反幇助の疑いで、ハッピーメールの社長は逮捕されてしまった訳です。
今は元気に営業を続けている?ハッピーメールですが、業績にかなりの打撃があったのは間違いない事実でしょう。
わざわざ説明する必要もなさそうですが、一部知らない人もいるでしょうから確認の為にご説明しておきます。。
援助交際は児童(18歳未満)は絶対にNGです。
1999年に成立・施行された「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」の第2条第2項で定義されている(児童、周旋者又は保護者若くは支配者に対償を供与し、又はその供与の約束をして、当該児童に対し、性交等(性交若くは性交類似行為をし、又は自己の性的好奇心を満たす目的で、児童の性器等(性器、肛門又は乳首をいう)を触り、若くは児童に自己の性器等を触らせることをいう)をすると、5年以下の懲役、500万円以下の罰金刑に処される事になります。
簡単に言うと相手が現役女子高生だったら間違いなくNG(18歳になっていても厳しいかもしれません)。
中学生なら問題外って事になります。
しかしそれでも無くならない児童買春。
静岡中央署と静岡県警少年課は20日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで川崎市麻生区王禅寺西、小学校教員の男(30)を逮捕した。逮捕容疑は7月中旬、焼津市内のホテルで、県中部の女子中学生(14)が18歳未満と知りながら、現金を支払う約束をして買春した疑い。容疑者は「体に触っただけ」などと容疑を否認しているという。
(引用先URL:headlines.yahoo.co.jp)
若い女のカラダは確かに魅力的!気持ちも分からんでもありませんが。。
それでも手を出しちゃいけません。
あなたも全国版のニュースで大々的に報じられて、仕事はおろか家族さえも失ってしまうかもしれませんよ?(汗)
中学生とセックスしたい中年男性も多いかもしれませんが絶対に淫行してはダメです。
援交できる女性は18歳以上の女性が良いでしょう。
また、年齢認証をしている出会い系で募集することです。
たとえ、未成年だったとしても、18歳未満が使えない出会い系で会ったという証拠があれば罪も軽減されます。
女子高生、女子中学生と援交するのはNGって事で19歳ぐらいの女性と楽しく遊んで下さいね。